誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
人生は日々の繰り返し
今日は人生の辛さを軽減する方法についてお話ししたいと思います。
人生が辛いと感じたときに、忘れてはいけないことがあります。
それは、どんなときでも今日があり、昨日があり、明日もあるということ。つまり、私たちは繰り返しのなかに生きているということです。
なるべく楽しく過ごす
これは、年齢や性別に関係なく、日々の繰り返しのなかで変わらない人生の本質なのです。
その瞬間にこだわるのではなく、淡々と日々を過ごすことで、上向きになる瞬間も訪れます。それでいいのです。
今日をなるべく楽しく過ごすことや、いろいろな物事を少しずつ進めることに努める。すると、おのずと楽しい瞬間が増えてくるでしょう。
「いいこと」を見つける
人間はどうしても勝手に自分のストーリーをつくりたがります。どういうことかというと、昔は良かった、今はこうだと思いがち。
それは勝手に意味づけをしているだけで、結局は毎日の繰り返しを淡々と過ごしているだけなのです。
体調が優れないときは、無理せず、ゴロゴロするだけでも構いません。今日1日にある「いいこと」を見つけ、その小さな喜びに感謝しながら生きていくことが大切なんですね。
※本稿は『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。