スタートアップ業界の情報を取り扱うメディア「TechCrunch Japan」とデジタルガジェットの最新情報を取り扱うメディア「エンガジェット日本版」の2つのメディアが2022年3月31日をもって更新を終了し、5月1日に閉鎖する。運営元であるBoundlessが2月15日に発表した。5月1日以降は、米国版のTechCrunchとEngadgetにリダイレクトされることになるという。
エンガジェット日本版は2005年、TechCrunch Japanは2006年にスタートし、十数年にわたって日本のスタートアップやテクノロジー、ガジェット情報を伝えてきた。
もともとはAOLの日本法人が運営していたが、AOLの親会社であるVerizonが2017年に米Yahoo!の主要事業を買収したことに伴い、両社の事業を統合したOathが誕生。2019年にはVerizon Mediaに名称を変更したが、2021年5月にVerizon Mediaが米投資ファンド大手のApolloに買収されることが発表された。そうした経緯もあり、9月1日から事業ブランド名をVerizon Mediaから「Boundless(バウンドレス)」に変更していた。
なお、今回のメディア閉鎖の意思決定は「米国本社のグローバル戦略に伴うもの」とBoundlessは発表している。