入金前の請求書を現金化できるオンラインファクタリングサービス「ペイトナー ファクタリング」を通じて、フリーランスや中小企業の資金繰りを支援してきたペイトナー。同社が新たに小規模事業者の「請求書の処理業務」を効率化するサービスを始める。
新サービスの「ペイトナー 請求書」は、アップロードした請求書のデータ化や会計ソフトへの連携、振込の実行などを自動化する。GMOあおぞらネット銀行のAPIと為替資金預り口座(同サービスとの連携に必要な機能だけに制限した口座)を活用することで、小規模事業者の負担となっていた“振込業務”まで効率化できるようにした。
具体的な利用フローと機能の概要は次の通りだ。まずユーザーは受領した請求書をサービス上に登録する。受け取った紙の請求書の画像データやPDFデータをドラッグ&ドロップで手動で登録するほか、専用のメールアドレス宛に届いた請求書を自動でアップロードする機能もある。
格納された請求書の内容はOCR(文字認識機能)と専属のオペレーターによってデータ化される。その際に日付や合計金額などと合わせて「支払い先の口座情報」も登録されるのがポイントだ。
これらの情報は会計ソフトに連携できるだけでなく、ユーザーが内容を確認した上で支払い希望日を入力すれば、GMOあおぞらネット銀行で開設した為替資金預り口座から自動で振込手続きが実行される。