2020年9月にはTGVest Capital、Baillie Gifford、フューチャーベンチャーキャピタルが運営する東日本銀行地域企業活性化ファンド及び複数の個人投資家より、合計20億2,000万円を優先株式及び転換社債型新株予約権付社債の組み合わせにより調達。本クローズにより、シリーズD累計調達額は43億5,000万円、2014年7月の創業からの累計資本調達額は120億円に達した。
タイミー
- 調達額:13億4000万円
- 合計資金調達額:36億9600万円
- 調達先:global bridge HOLDINGS / コロプラネクスト / プロロジス / ミクシィ / 肥銀キャピタル / 近鉄ベンチャーパートナーズ
- 備考:他複数の個人投資家を含む
時間とテクノロジーを軸に、働き方の多様化の促進と人手不足の解決を目指すスタートアップ。代表を務める小川嶺氏は学生時代より"学生団体RBSA(起業家育成団体)"の立ち上げ、KBC慶應ビジネスコンテスト優勝、おしゃれでない大学生とアパレル店員のマッチングサービス「FASTU」を立ち上げるなど数々の実績を持つ。
ワークシェアリングサービス「タイミー」は、人手が足りない飲食店などのお店と、暇な時間を有効活用したい人たちをマッチングするサービス。個別の応募や採用面接は不要。アプリに空いた時間を入力するだけで、数多くの候補から希望の時間に働けるお店を探すことが可能。利用者数/導入店舗数は800,000人/8,000箇所に上る(2020年1月現在)。旅気分で働きながら現地の人とふれあい“第二の故郷をみつける”ことができるワークシェアリングサービス「タイミートラベル」の提供も行っている。
2020年9年には、プロロジス、肥銀キャピタル、近鉄ベンチャーパートナーズ、ミクシィ、global bridge HOLDINGS 、コロプラネクスト、その他個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資と金融機関からの融資による13億4,000万円の資金調達を実施。調達した資金は、主に企業向け営業費用、新規ユーザー獲得に向けたマーケティング費用、プロダクトの機能拡充、採用にあてるとしている。
サイカ
- 調達額:12億1000万円
- 合計資金調達額:2160百万円
- 調達先:DNX Ventures / NTTドコモ・ベンチャーズ / セールスフォース・ドットコム / 三井住友トラスト・インベストメント
マーケティングSaaSアプリケーション「マゼラン」の開発、運営を行うスタートアップ。
「マゼラン」は広告の効果をTVCMやラジオ、広告塔などのオフラインのものとオンライン広告のものを横断的に比較し、どれだけコンバージョンにつながっているのかを分析してくれるものになっている。さらに特徴的なのはその結果をもとに、どの広告手段にどれだけ予算を配分すればよいのかという提案まで行ってくれる。従来では、オンライン広告などを分析しても最終的に恣意的に決断される事の多かったものが、しっかりとデータを見た上で最適解を見つける事を可能にした。