結果的に、ラブグラフは3月に過去最高の売り上げを記録。4月からの緊急事態宣言中は外出自粛が求められたため売上が落ち込んだが、緊急事態宣言が解禁されてからはスタジオが密になりやすい空間であることから、出張撮影のニーズも増え始め、「再び成長フェーズに入っています」と駒下氏は語る。
「愛されるプロダクトには良い動機と良いビジョンが必要です。それがあると良い行動が生まれる。例えば、僕たちは日常にある幸せな瞬間の写真を撮ることで、目の前にあるもの目を向け、日常の幸せに気づいて欲しいと思ったんです。ラブグラフのサービスを通じて、単に写真を撮るのではなく、思想を伝えていければと思っています」(駒下氏)
出張撮影でナンバーワンの存在に
5年間、ユーザーファーストでサービスを磨き続けたことで、多くの人が利用する“愛されるプロダクト”へと成長した、みてねとラブグラフ。両社が提携し、今後目指していくのは出張撮影でナンバーワンのポジションを確立していくことだ。
「ラブグラフで撮影したクオリティの高い写真がみてねに共有されれば、きっとユーザーも喜んでくれるはずです。ユーザーに良い体験を提供していき、ブランド力を高めていくことで、まずは出張撮影でナンバーワンになれればと思っています。また、ラブグラフの海外展開も今後、一緒に実現していきたいです」(笠原氏)