駐車場シェアリングサービス「akippa」がコロナ禍で打撃を受けながらも、事業を伸ばしている。10月5日に累計会員数が200万人を突破。サービス上に掲載されている駐車場拠点数も累計4万拠点を超えた。
akippaは誰でも簡単に自宅の車庫や空き地、商業施設の空きスペースなどを駐車場としてシェアできるサービスだ。ユーザーはスマホやPCから各スペースを15分単位で借りることが可能。事前予約制のため当日現地で駐車場探しに奔走する手間もない。
同サービスは2014年4月にサービスをスタートし、2018年11月に会員数が100万人に到達。そこから2年弱で会員数が新たに100万人増加した。とはいえ、特にここ半年ほどは予想していない事態も発生し必ずしも順風満帆だったわけではない。
akippaの代表的なユースケースの1つで、同サービスにおいては稼ぎ頭でもあったスポーツやコンサートなど「イベント時の駐車場利用」がコロナの影響で減少。特に4月から5月に関しては緊急事態宣言が出されたことでイベント自体の開催が難しくなったため、それに伴い駐車場の利用も落ち込んだ。
akippa代表取締役社長CEOの金谷元気氏も「(会員数・拠点数共に)数は増えていますが、成長率を踏まえると本当はもう少し伸ばしたかったというのが正直なところです」と心境を語る。