スキャナーを開いて綺麗に本や雑誌をセットし、蓋を閉じて印刷。さらに、取り込んだデータをパソコンで加工する──本や雑誌などを従来のフラットベッドスキャナーでスキャンする際は、面倒な作業が発生していた。
そんなスキャンの悩みを解決すべく、私たち「CZUR TECH(シーザー テック)」はワンタッチでスキャンを可能にする“オーバーヘッドスキャナー”の開発を行っている。
新型コロナウィルスの影響により経済の低迷が続く中、私たちはテレワークの普及という波に乗ることで前年比160%の売り上げを記録。これまでにハイエンドからローエンドモデルを含め4つのシリーズをリリースし、創業7年で総出荷台数は30万台を目前に控えている。
なぜオーバーヘッドスキャナーを開発しようと思ったのか。また私たちの開発するオーバーヘッドスキャナーが人気な理由、そして今後のビジョンについて話そうと思う。
デジタル化のネガティブなイメージを払拭
オーバーヘッドスキャナーと言われて、ピンと来る人の方が少ないと思うが、簡単に説明すると、本や雑誌を裁断せずに早く綺麗にスキャンできるスキャナーのことだ。