X Asia代表取締役の門奈剣平氏(前列中央)
X Asia代表取締役の門奈剣平氏(前列中央) 写真提供:X Asia

家族や友人と商品を共同購入することでお得に買い物ができる“シェア買い”アプリの「カウシェ」。中国で巨人アリババに迫る勢いで急成長するECプラットフォーム「拼多多(ピンドゥオドゥオ)」の“日本版”とも言えるショッピングアプリだ。

ユーザーはカウシェのアプリで欲しい商品を探し、LINE、Facebook、Twitter、Instagramやメールで家族や友人に購入を勧める。共同購入者が集まれば、掲載商品を最大70%の割引率で購入できる。

運営元のX Asia(エックスアジア)は11月30日、ANRI、グローバル・ブレイン、千葉道場ファンドを引受先として約1億8000万円の資金を調達したと明かした。資金はプロダクト開発や商品配送オペレーション構築のための採用に充てられる。カウシェのAndroid版も同日に提供開始した。

カウシェは9月にローンチしたばかりだが、X Asia代表取締役の門奈剣平氏は“シェア買い”が日本でも根付くという確信が、この3カ月間で得られたと話す。

「都心部に住むITリテラシーが高い層だけでなく、地方に住む主婦などによる利用も多く、『マスに受け入れられるサービスになる』という手応えを感じています」(門奈氏)