セーフティネット的な役割でスケールするサービス

新型コロナが追い風となって成長が期待される投資テーマがある一方で、目を背けてはならないのが経済的、精神的に困窮している方たちが急増していること。失業率、廃業率、DVの相談件数や自殺者数の増加が示す通り、各所でネガティブな影響が出てきているため、そういった方たちを救うセーフティネット的な役割を担うサービスが求められていると感じます。一般層の就業支援やメンタルヘルスのケア、資金面でのサポートといった切り口で、スケールする仕組みを構築できるスタートアップは積極的に支援していきたいですし、既存投資先では、質屋のDXという切り口で新たな資金提供の仕組みを作り出したガレージバンクなどはその一翼を担えると考えています。

新型コロナは一過性かも知れませんが、あらゆる産業のデジタル化、オンライン化は不可逆的なトレンドなので、スタートアップにとっては変化についていけない大企業を一気にひっくり返して産業全体をアップデートできるチャンスだと思います。