「人が足りていないので全方位で人を募集している」「調達資金を活用して人材採用を強化する」──起業家に取材をしていると、毎回のように「採用」に関する話を聞く。
特に従業員数が限られるスタートアップにおいては、一人ひとりの貢献度が事業の成長にもダイレクトに影響する。採用に投じられる予算や時間にも限りがあるからこそ、自社に合った人材を採用した上で、新メンバーが少しでも早く組織に馴染んで活躍できるようにサポートすることが欠かせない。
特に新入社員のサポートは近年「従業員オンボーディング」とも言われ、人手不足や人材の取り合いが加速することに伴い重要性が高まってきている。ただ社員を採用しただけでは事業は成長しない。いかに早く組織や事業にフィットした状態になってもらうかこそが重要だからだ。
2月15日にワークサイドが正式ローンチした「Onn(オン)」は、まさにこの従業員オンボーディングの支援に特化したクラウドサービスだ。
入社者情報の一元管理と専用アンケートで効果的なオンボーディングを支援
Onnの特徴は大きく2つある。1つは入社者の情報を1カ所に集約することによって、オンボーディングに関わる部門間のコラボレーションを促進すること。もう1つが「入社オンボーディングに特化したアンケート」などを通じて、入社者のコンディションを可視化することだ。