「子育て共働き世代にラクをしてほしい」──スタートアップのAntwayはこうした思いのもと、フードデリバリーのサブスクリプションサービス「つくりおき.jp」を展開する。
フードデリバリーのサブスクリプションサービスであるため、飲食店の注文をすぐに届けるUber Eatsや出前館といったサービスとは異なり、自社キッチンで製造した冷蔵のそうざいを週に1回のペースで配達する。家庭的なメニューが多く、管理栄養士が監修するため、栄養バランスも考慮されているという。
つくりおき.jpがスタートしたのは2020年の2月。子育て・共働き中の世代を中心に支持を集める。現在は東京23区のみでの展開だが、今後は提供エリアを広げていく予定だ。
サービス拡大のための資金として、Antwayは約15億円の資金調達を実施した。内訳はニッセイ・キャピタル、DIMENSION、ジャフコグループ、KDDI Open Innovation Fund3号とSMBCベンチャーキャピタルからの第三者割当増資、そして金融機関からのデットファイナンスだ。
つくりおき.jpを提供する理由や今後の展開について、Antway代表取締役の前島恵氏、そして取締役CMOの小川未来氏に話を聞いた。