タイミー取締役COOに就任した守安功氏
タイミー取締役COOに就任した守安功氏

創業したばかりのディー・エヌ・エー(DeNA)に入社し、2011年に創業者である南場智子氏の後任として“2代目”社長に就任。ソーシャルゲームサービス「モバゲータウン(現:Mobage)」、ネットオークションサービス「モバオク」などを立ち上げた人物として知られる、守安功氏。

医療・ヘルスケア情報のキュレーションメディア「WELQ(ウェルク)」の制作体制や情報の信憑性が問題視されたことを契機に、DeNAが運営するすべてのキュレーションメディアを非公開化する、いわゆる「WELQ騒動」の対応に追われた過去もある。ただ、守安氏が10年間社長として手腕を発揮し、DeNAの成長に貢献したのは紛れもない事実だ。

そんな彼がDeNAの社長を退任後、新たなキャリアとして選択したのが“スタートアップ”への参画だった。そのスタートアップとは、守安氏の年齢(48歳)からダブルスコアも離れている、24歳の小川嶺氏が率いるタイミーだ。

タイミーはギグワーカーと事業者をマッチングするアルバイト仲介アプリ「タイミー」を展開するスタートアップ。そんなタイミーの取締役COO(最高執行責任者)として、守安氏は現在、事業のグロース戦略などを考えているという。

大きな組織の社長として、いろんな経験を積んだ人物がアドバイザーや社外取締役のような形でスタートアップに参画する例はさまざまある。また、「プロ経営者」として、メガベンチャーや大企業の経営にその手腕を生かすこともあるだろう。