イランの代理勢力は中東で米国の資産を脅かし続けている。直近の行為はイエメンの反政府武装組織フーシ派によるものだ。同派は3日、紅海で民間商船を攻撃し、米軍艦船が自衛行動を強いられる事態となった。米中央軍が3日にX(旧ツイッター)に投稿した情報によると、米海軍のアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦「カーニー」は、3隻の商船への攻撃に関し情報収集していた際に、別の商船の遭難信号を受信し、対応した。カーニーは自衛のため2機の無人機を撃墜した。負傷者はいなかった。AP通信の報道によると、フーシ派の広報担当者は自分たちが攻撃を行ったことを認め、「イスラエルがわれわれと固く結ばれたガザ地区の同胞への攻撃をやめない限り、イスラエルの船舶による紅海(とアデン湾)の航行を阻止し続ける」と述べた。広報担当者は米国の艦船の役割には言及しなかったが、誰が無人機を撃ち落としたかをフーシ派が知っていることは間違いない。