米製薬・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)で次期最高経営責任者(CEO)の座を巡るレースの火ぶたが切って落とされた。有力候補と目されていた医療機器部門トップのアシュリー・マケボイ氏(53)が突如退社することになったためだ。事情に詳しい複数の関係者によると、マケボイ氏のレース離脱が決まった10月以降、医薬品部門を率いるジェニファー・タウバート氏と、ジョセフ・ウォーク最高財務責任者(CFO)が次期トップの筆頭候補に浮上している。ホアキン・デュアト現CEO(61)は就任して2年足らずで、あと数年は現職にとどまる可能性がある。ただ、前任者2人のように10年近くも在任するとみる向きは少ない。関係者らによれば、JJ取締役会は今後3~5年以内にデュアト氏の後継者を決める必要があるかもしれない。
J&J、次期CEO争いは混戦 有力候補退任で
CEOへの意欲を公言していた幹部、突然の退社決定
有料会員限定
あなたにおすすめ