ビンテージの服を集めるということはいつか、その意味について自問させられるシャツに出会うということだ。  その瞬間が先月、筆者にやって来た。イーベイで年代物のバンドTシャツを探していると、10代前半に新品で購入したのと全く同じロックバンド、グリーン・デイの「アメリカン・イディオット」のTシャツが「ビンテージ」として、安いとは言えない100ドル(約1万4700円)で売られていた。自分が子どもの頃に持っていた物がビンテージとして再び売られているのを目にする以上に年を取った気分にさせるものはあるだろうか。言っておくが私はまだ32歳だ。