米玩具メーカー大手ハズブロは従業員の20%近くを削減する。玩具やゲームの販売不振が、重要な年末商戦まで続いているためだ。アクションフィギュア「トランスフォーマー」、ファンタジーゲーム「ダンジョンズ&ドラゴンズ」、ボードゲーム「モノポリー」などのメーカーであるハズブロは今年800人をレイオフしたのに加え、約1100人を削減する。クリス・コックス最高経営責任者(CEO)が11日、従業員宛てのメモで述べた。ウォールストリート・ジャーナルがこれを確認した。ハズブロは2022年末時点の従業員数が約6500人と報告している。コックス氏によると、今年1~9月を通じて玩具の売り上げが予想を下回ったことが人員削減に拍車をかけた。この状況は年末商戦に入っても続いており、来年も続く見通しだという。