すぐやる自分になるコツは
楽しむこと

 自分に厳しくすればするほど、嫌な気持ちが高まり、長続きしません。自分に優しくし、自分の心の声をしっかり聞いてあげながら行動していくと、勝手にやり続け、習慣化されることになります。

 人は、少しでも楽に生きたいと思う生き物です。楽をするというのは、自分を甘やかすということではなく、リラックスしてエンジョイするということです。つまり、自然体で力を抜きながら、楽しむことです。この方法が、もっとも長続きすることを保証します。

 少しでも自然体で、楽しく習慣化できる方法を見つけていきましょう。本稿では、とにかく習慣化できずに悩んでいたり、すぐに行動できずに苦しんでいたり、自分に自信が持てなくなった人に寄り添い、あなたが希望の一歩を踏み出せるきっかけとしていただくための方法を書きました。

 読み終わったころには、少しでも気持ちが楽になって、身体が軽く感じてきて、「よし、やってみるか」となってもらえるようにしてあります。

 心と身体は連動しています。これまで頭ではわかっていても身体が動かなかったのは、じつは頭ではなく、心が拒否反応を示していたからです。身体を動かすためには、心を動かすことです。つまり、心に楽をさせること。それが、身体が軽く感じて、すぐに動けるようになるためのポイントなのです。

 もう1つ重要なのが「すぐやる」ということです。

「すぐにやること」「行動すること」をテーマにずっと講演をしてきた私ですが、人に教える立場でありながら、私自身もなかなか重たい腰が上がらずに、常にあとまわしとなり、結果、仕事が増えて大変になることがよくありました。でも、あるときにふと思ったのです。

「あれ、子どものころにハマっていたゲームは、すぐやりたくてうずうずしていたよな」「仲間と公園でしていたバスケットボールが楽しみで、早く学校が終わらないかなぁと思っていたよな」

 そのときに気づきました。

 すぐやることとは、すぐにやりたくなること。すぐにやりたくなるように、自分を持っていけばいいのだということに。いかにワクワク、楽しく習慣にできるかが人生のポイントなのだと気づいてからは、私の辞書から「あとまわし」「先延ばし」という言葉が消え去りました。

 いまから、私と一緒に運命の扉を開けてみませんか? この記事をクリックしていただいたということは、あなたはすでに「すぐやる習慣」を手にする力があるということ。そうでなければ、あなたの心はタイトルに反応しなかったはずです。本稿は、あなたのこれからの人生を劇的に生きやすく変え、最初の一歩を踏み出す扉のドアノブとなるでしょう。