最初の一歩を踏み出せば
継続しやすくなる
ポイントは「初動を起こすこと」です。習慣化の壁は、続けることよりも最初の一歩を踏み出すこと。初動にあるのです。「続けられない」ということよりも「最初の一歩が起きない」のです。じつは、やり続けること自体は決して難しいことではありません。「はずみ車の法則」というものがあり、最初の弾みをつけるときがもっともエネルギーを使うけれど、最初さえ起こすことができれば、あとは簡単に進むことができるのです。
水江卓也 著
一番大変なのは最初の一歩を踏み出すエネルギーであり、動き続けていれば、少しのエネルギーで済みます。雪だるまもそうです。最初の小さな玉をつくるまでが大変で、あとは坂道を転がしていけば勝手に大きくなっていくのと同じで、やればやるほど楽になり、軽くなるのです。
結論。習慣化していくうえでもっとも簡単な、楽になるための方法とは……「やり続けること」なのです。やり続ければやり続けるほど、小さな力と、ちょっとした気持ちでできるようになります。気がついたら何の気持ちもいらずに、自然とできるようになります。
私も日々情報発信をしています。前述したとおり、私は毎朝「エネルギーを上げる」をテーマに音声を2000回以上配信し、Facebookの投稿に至っては、7年間、毎日続けました。よく「毎日欠かさずやるなんてすごすぎる!」と言われますが、まったく大変なことではなく、むしろずっとやり続けているほうが楽なのです。
つまり、ここで言えることは、習慣化させることは決して「能力」ではないということです。いかに初動を味方にしてエネルギーをかけないようにするかです。最初の一歩を軽くして、初動を起こすことさえ味方にすれば、誰でも楽にできるようになるのです。
最初の一歩はハードルを下げ、とにかく初動を起こす