【神様】を使い分ける。「あなたに合った神様」をお参りして運気を爆上げする方法Photo:PIXTA

あなたに最適な神社の見つけ方を知っていますか。これまで2回にわたって、松下幸之助や稲盛和夫といった有名財界人が、自分を見守っている「氏神様」を大切にしていたこと、そして有名武将たちが頼った「守り神」について解説してきました。歴史に名を残した偉人たちも、「自分だけの神様」の力を借りていたのです。今回は、日本古来の宗教である神道の歴史を振り返りながら、あなたの「守り神」を選ぶ方法をご紹介しましょう。(取材・文/作家 鳥居りんこ)

※本記事は『神社で出逢う私だけの守り神 神様に力を分けてもらう方法』(祥伝社・浜田浩太郎著)より、一部を加筆改編したものです。

 現在、神社の数は全国に8万8千社以上。コンビニの数よりも多いのですが、その源流は、アニミズム(精霊信仰)です。

 古代の日本では、自然や動物、精霊を神聖視し、霊山などのご神域は入ってはいけない禁足地でした。やがて、古代祭祀と呼ばれる儀式が行われるようになりました。磐座(いわくら)や神籬(ひもろぎ)を用いて、そこに神様をお招きする形で祭祀をしていたのです。

 そして、稲作が始まると、お米を作ってくれる大地に対する信仰が芽生えます。天候も食糧も含めたすべてのことは、神様の恵みであると信じ、また、自然界の中にはあらゆる神様がいるのだと考えたのです。ここに、日本には八百万の神様がいるという信仰が生まれました。

 自分たちに恵みを与えてくれるのは、それぞれの場所にいる“守り神”なのだという考え方は、こうやって生まれ、今日まで途絶えることなく続いています。この“信仰が生まれた場所”が神社のはじまりです。

 古代の人々は自然を畏怖しながらも、自分たちの暮らしに恵みをもたらせてくれる自然を“守り神”として信仰したのです。故に、日本書紀や古事記に登場する最初の神様たちは天照大御神を筆頭に自然に関する名前が付けられているというわけです。

死ぬとどうなる?から生まれた信仰

 このような神様が生まれた背景には、生きとし生けるものが持つ「死」という定めがあるからでしょう。人間が神様にすがりたいと最も強く願うときは、やはり「生死」がかかった瞬間。今でもそうなのですから、科学技術が発達していない時代には、人々は日常的に「死」を意識せざるを得ず、それを畏れていたのです。