ロシアがイランから短距離弾道ミサイルの購入を計画している。ウクライナのインフラを攻撃する能力の強化につながる動きだ。複数の米当局者が明らかにした。ロシアによるこうした計画は、バイデン政権内に大きな懸念を引き起こしている。折しも、米国ではウクライナ支援に対する議会の積極姿勢が後退しており、ウクライナへの追加支援に関する法案はまだ議会を通過していない。ある米当局者は「米国は、ロシアがイランから短距離弾道ミサイルを手に入れるための交渉が活発に進んでいることを懸念している」と述べた。米当局者は、早ければ2024年春にもイランからロシアにミサイルが納入される可能性があるとみているが、交渉がまとまったとは考えていない。