人工知能(AI)を活用した検索エンジンを手掛ける米新興企業「Perplexity(パープレキシティ)」が、米アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾス氏やベンチャーキャピタルの後押しを受けている。検索エンジン市場で圧倒的な地位を維持するグーグルに挑戦する構えだ。パープレキシティはサンフランシスコを拠点とする。2年ほど前に創業し、従業員は40人に満たない。同社の対話型検索エンジンは月間で約1000万人が利用する。パープレキシティに対し、直近では投資会社のインスティテューショナル・ベンチャー・パートナーズや、ベゾス氏らテクノロジー業界の幹部らが7400万ドル(約107億円)を出資した。これはネット検索の新興企業が調達した資金としては近年で最大となる。パープレキシティのアラビンド・スリニバス最高経営責任者(CEO)によると、直近の資金調達を含めた同社の企業価値の評価額は5億2000万ドルとなる。