「緊張しなくなる方法を知っていますか?」
そう語るのは、SNSの総フォロワー数は300万人を超え、YouTube動画の月間再生数は3億回を超えるなど、日本中で大ブレイクを巻き起こした、ひろゆき氏。「シンプルな考え方を知れてラクになった」「目からウロコが落ちまくった」と話題を巻き起こした彼の著書『1%の努力』『99%はバイアス』では、「どうすれば影響力を持てるのか?」「口のうまい人がトクする世の中で、どう生きるべきか?」などをマジメに語っている。そんな彼に、この記事では、「対人スキル」について聞いてみた。(構成/種岡 健)
あなたは「緊張」する?
あなたは、人前で緊張をするでしょうか?
どうすれば、緊張せずにやってのけられるでしょうか。
じつは、簡単な方法が一つだけあるので、それについて説明したいと思います。
「緊張」をとるには?
緊張というのは、「未知なこと」に起こるものです。
要するに、「わかっていないから怖い」ということです。
毎日会う家族であれば、「わかっているから怖くない」わけで、毎朝、緊張なんてしませんよね?
すべての物事は、それと同じです。
「偉い人と会うときに緊張しませんか?」と質問されることがあります。
たしかに、20代の頃、有名な経営者や学者と会うときは、緊張していました。
でも、今はそれが平気です。
なぜなら、「ああ、こんなものか」という経験があるからです。
そして、その経験がない人にいくら「怖くないよ」「緊張しなくていいよ」と言っても無駄なこともわかります。
なので、最初の緊張は諦めてください(笑)。
「過去の体験」を思い出そう
もしできることがあるなら、「過去の経験と紐付ける」ということです。
「あのピアノの発表会の感じだな」
「あの面接で話したときと同じ気持ちだな」
ということを、緊張しながら思い出してください。
それによってトラウマが生じるような気がしますが、じつは過去の経験はあなたをラクにしてくれるものです。
なぜなら、その過去があって、今があるからです。その事実は変わりません。
ということで、最初の数分は緊張で頭が真っ白かもしれませんが、徐々に慣れていきます。
そして、慣れてきたタイミングで、過去の出来事を思い出しましょう。
気づいた頃には、すっかり緊張は取れているはずですよ。
(本稿は、『1%の努力』の著者・ひろゆき氏へのインタビューをもとに構成したものです。)
本名:西村博之
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース。自身のYouTubeチャンネルの登録者数は160万人を突破。生配信の「切り抜き動画」が話題になり、ひと月の総再生回数は3億回を超えた。主な著書に、シリーズ50万部を突破した『1%の努力』『99%はバイアス』(ダイヤモンド社)がある。