「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場!新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。

ダイエットは始める前が肝心! 必ずやっておくべき4つのことPhoto: Adobe Stock

これを決めておかないと失敗する!

 ただ、漠然と「ダイエットするぞ」と思っているだけでは、なかなか成功することができません。ダイエットは、始める前が肝心なのです。必ず、決めておきたい4つのことをお伝えします。この準備をしておくだけで成功率は格段にあがります。

【1】痩せたらやりたいことを決める!

 体形のせいで諦めていることはありませんか? 痩せたらやりたいことを決めて、本書の巻末の「実践ノートブック」に書くなどして、見える化しましょう。

「サイズが合わなくなったお気に入りの服を着る」「マスコット的な、いじられキャラを脱却する」「水着を着て子どもとプールに行く」「軽やかな肉体で子どもと思いっきり遊ぶ」など。時々それを見返してやる気を高めましょう。

【2】ゴールを明確に! 体重と体脂肪率の目標値を決める

「もう少し痩せたい」「できるだけ体重を落としたい」など、目標が不明瞭だと成功しません。目標は数値化してゴールを明確にしましょう。目標値は本書のP128を参照。ペースは1か月あたり現体重の2.5~5%減が目安です(現体重が60キロなら1か月でマイナス1.5~3キロ減)。過度なダイエットは体の不調やリバウンドを招きやすいので気をつけましょう。

【3】「今日からダイエットを始めて3か月後に〇キロ痩せる」と宣言する

 一人でダイエットを始めて、いつの間にかやめている。これがダイエットに失敗する人の共通点です。誰からも何も言われることがないので、なかったことにできます。つまり、最初から逃げ道が用意されているのです。だから、それを封じるためにダイエット宣言をしましょう。SNSで発信すると様々なリアクションを得られるので、やる気が高まります。

【4】周りの人に邪魔されない環境を整える

 旦那さんがスイーツを買ってきたり、職場でお土産が配られたり、実家で山盛りのご飯が出されたり。ダイエットに挫折する原因の一つに、周りの人の優しさがあります。そういう優しさは断りにくいですが、しっかりNOを示さないと目標は達成できません。だから、周りの人に協力してもらえるようにダイエットの環境を整えましょう。「健康診断で引っかかって甘いものを控えている」「医者から止められている」等、相手を傷つけないためのウソ(ホワイトライ)は大いにアリです。

 *本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
 著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)

著者/野上浩一郎
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
監修/西井義典

医師・西井医院院長

2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。