米国と中国とロシアは、化石燃料からのエネルギー転換に必要な重要鉱物を確保しようと競い合っている。最も新しい戦いの場は、石油資源の豊富なサウジアラビアだ。政府関係者と鉱山業界の幹部らは先週、サウジの首都リヤドに集まった。同国が鉱業投資につぎ込んでいるばく大な資金を利用するためだ。サウジは中央アジアから中東、アフリカに広がる「スーパーリージョン」の中心に自らを位置づけており、重要鉱物を含む世界の天然資源の少なくとも3分の1を保有しているという。リヤドで先週開催された「未来鉱物フォーラム」は盛況だった。出席者の目的は単に契約を結ぶことだけではない。参加した各国はサウジとの広範な外交関係を築きたがっていた。
重要鉱物の争奪戦 舞台はサウジ
石油資源の豊富なサウジ、重要鉱物でも主要なプレーヤーへ
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