『風、薫る』第83回より 写真提供:NHK
久々登場の藤田、また直美に利用される
「やっと見つけた」
直美(上坂樹里)がりん(見上愛)に手紙を出す。
「文さん(内田慈)がどうやら私を捨てた母親のようです」
どうしたらいいかわからないが、文のことをもっと知りたいと思い始める直美だったが、文の病状は悪化していくばかり……。
どうしたらいいか考えたすえ、直美が頼ったのは、藤田(坂口涼太郎)。
久しぶりすぎる登場である。さすがに忘れていないとは思うが、念のためおさらいしておこう。なにかと嫌味な外科助教授。直美におだてられて舞い上がりいいように利用されていた。わりと単純な、憎めない人物。
直美が藤田にお願いにいくと、
「大家さん。やっと僕のところに来てくれた」
「なんででしょう。藤田先生の顔が急に浮かんで」
直美はほかのことで忙しく、やっぱりお見限りであったようだ。あんなにわかりやすく小川(甲斐翔真)と中庭で語らっていたりするのにまったく気づいていないなんてことはあるのか?という疑問には、ちゃんと答えが用意されている。
実は藤田は万作(飯尾和樹)から「押してダメなら引いてみろって」とアドバイスを受けていた。とはいえ、直美の状況くらいは把握するだろう。だがまあいい。
当然、直美はそんなつもりはない。藤田に文の診察を頼む。
「大家さんの大切な患者さんと伺いましたので」と往診にくる藤田。診断は「ひどい胃炎かと」で、入院を勧めるが、文は断る。
藤田の奥歯にものが挟まったような言い方で、直美は「母親なんです」といきなり情報開示。でもさすがに言い過ぎかと思ったのか「母親みたいな人なんです」と言い直す。
すると、藤田は本当のことを明かす。







