マングローブカヌーで探検
奄美大島世界遺産センターのあとは、隣にある黒潮の森マングローブパークへ。一帯は日本で2番目の広さを誇る住用町のマングローブの群生地。このマングローブのなかをカヌーで探検することができます。
所要約1時間の気軽なツアーで、最初に漕ぎ方のレクチャーもあるので初めてでも大丈夫。2人乗りのカヌーもあり、小さな子供連れにもおすすめです。
カヌーツアーは1日に数回実施されていますが、干潮と満潮の時間によって見られるものが違うので要注意。マングローブのトンネルのなかをくぐり抜けられるのは満潮時のみ。干潮時は、干潟にすむ生き物たちを観察することができます。
ナイトツアーでアマミノクロウサギに会う
奄美にすむ多くの生き物が夜行性。奄美大島の自然の特徴である「生物の多様性」はナイトツアーに参加することで、より強く体感することができます。
例えば、人気のアマミノクロウサギはナイトツアーでしか会うことができない夜行性の動物。臆病で警戒心の強いアマミノクロウサギですが、それぞれの個体がお気に入りの場所を持っているため、周辺の環境を熟知しているガイドと一緒に訪れれば比較的高確率で見ることができます。
そのほかにも野鳥や昆虫、カエルやヘビ、夜だけ花を咲かせる植物など、さまざまな生き物で夜の森はとってもにぎやかです。ただし真っ暗な森は迷いやすく、また希少な生き物が生息するエリアの一部は通行が制限されています。猛毒を持つヘビ、ハブと遭遇する危険もあるため、ガイドツアーに参加して訪れるようにしましょう。