ドナルド・トランプ前米大統領は15日夜、共和党の大統領候補者指名を巡るアイオワ州党員集会で大勝し、3回目の指名に向けた戦いを開始した。とはいえ党員集会での投票によって、本選で問題を生じさせかねない弱点が露呈した。したがってニューハンプシャー州の共和党支持者は、トランプ氏が再び本選に出るという賭けを望むかどうか、真剣に考えるべきだ。トランプ氏の得票率は51%と、アイオワ州の党員集会の歴史上、現職以外の候補としては最も大差をつけた勝利となった。ロン・デサンティス氏は得票率21%でニッキー・ヘイリー氏をわずかに上回り、首位に大きく水を開けられての2位となった。この結果は、トランプ氏が同州でテッド・クルーズ氏に敗れた2016年当時には持っていなかった組織力を示している。