11月の米大統領選に向けた共和党候補指名争いからフロリダ州のロン・デサンティス知事が撤退したことを受け、ニッキー・ヘイリー氏は念願かなってドナルド・トランプ前大統領との一騎打ちに臨むことになる。ただ、それには遅すぎたかもしれない。デサンティス氏は23日のニューハンプシャー州予備選の2日前に撤退を発表し、トランプ氏を支持すると表明した。同予備選でデサンティス氏は目立った成果を上げられないとみられており、21日に発表された同州の世論調査では支持率が6%だった。デサンティス氏の撤退により、トランプ氏を除き共和党で唯一の主要候補となったヘイリー氏にこれまで以上に注目が集まっている。だが大半の世論調査によると、デサンティス支持者の2番目の候補として恩恵を受けることになるのは、ヘイリー氏ではなくトランプ氏のようだ。