半導体メモリー市場がようやく息を吹き返しつつある。同製品の世界有数のメーカーである韓国SKハイニックスはその恩恵を受けられる。だが新型コロナウイルス流行下の高水準付近にまで利益率を戻すには、人工知能(AI)ブームを最大限に活用し、韓国サムスン電子のような強力なライバルを撃退する必要がある。SKハイニックスが25日発表した2023年10-12月期(第4四半期)決算は、営業損益が黒字転換し、4四半期連続の赤字から脱却した。売上高は前年同期比47%増だった。純損益は依然として赤字だが、これはSKハイニックスが間接出資する日本の半導体大手キオクシアホールディングスの株式価値を評価損として計上したことが響いた。
韓国勢のAIメモリー競争、SKハイニックスが先行
今年はサムスン電子との大接戦が予想される
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