ジョー・バイデン米大統領が繰り返し警告していたように、いずれ起きるのは必至だった。イランの代理勢力の武装組織が発射した無人機あるいはミサイルが米国の防御をかわし、米軍兵士を殺害するという事態のことだ。まさにそれが28日に起きた。シリアとの国境に近いヨルダンの米軍基地で3人の米国人が殺害され、25人が負傷した。今、問題になっているのは、最高司令官(である大統領)が今回の事態にどう対応するのかということだ。  バイデン氏は28日、声明で「わが国最良の」愛国者たちの死に「米国の心は沈んでいる」と述べた。