米アラスカ航空が運航していたボーイング機のプラグドアが飛行中に吹き飛んだ問題で、工場から同機を出荷した時点で必要なボルトが取り付けられていなかった可能性が浮上した。ボーイングなどの業界関係者は、同社従業員が「737 MAX 9」機の製造中にプラグドアを開けるか外すかして取り付け直した後、ボルトを元に戻さなかったとの見方を強めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。同機は1月5日に米オレゴン州上空1万6000フィート(約4880メートル)付近を飛行中に胴体に穴が開いた。この時ボルトがはまっていたことを示す印がプラグドアに付いていないことなどが、こうした見方につながっているという。また関係者によると、ボーイングのワシントン州レントン工場では、プラグドアに関する書類や工程にも不備があった。
アラスカ航空の事故機、出荷時にボルトなかった可能性
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