英語とは縁遠い新潟の片田舎で生まれ育ち、勉強はからっきし苦手。とくに英語は、be動詞も理解していなかった。それでも大学を受験。偏差値38の学部を2つ受験するも、どちらも不合格……。それがいまやネイティブや帰国子女に間違われるほど英語を操り、YouTube「タロサックの海外生活ダイアリーTAROSAC」でさまざまな国籍の人々にインタビューしまくっている。いったい、どうやって英語力を身につけたのか? 初の著書『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)で、超効率的な勉強法を初公開! 本書より一部を抜粋・編集し、夢を叶えたとっておきのコツを全部教えます!
英語も筋トレも
3か月で成果を実感できる
As your muscle grows in 3 months, your English can improve in 3 months.
大学受験に失敗して浪人生活をスタートしたばかりの頃は、先行きが不透明なこともあって、精神的にキツかったです。
それまで勉強時間はほぼゼロだったのに、朝9時から夜10時まで12時間以上、勉強する生活に変わったのですから、肉体的にもキツかったです。
浪人時代の自分の時間といえば、すべての勉強が終わったあとにMySpaceやSkypeで交流するくらい。それも、夜遅くなると翌日がつらいので、ほどほどにしなければなりません。
重圧を感じながら
必死の浪人生活
好きなサッカーや音楽活動もできず、12時間以上勉強机にほぼ向かいっぱなしの生活は、肉体的にも疲れが蓄積しました。
親に頭を下げて浪人生活を送らせてもらっている手前、絶対に合格しなければならないというプレッシャーも、当時のタロサック少年には大きくのしかかりました。
次に落ちたら、就職するしかないという追い詰められた状況は、それまで経験したことがないくらいの重圧だったのです。
過度のストレスから
口内炎を発症
同じ塾に通う浪人生たちは、ボクのように偏差値38の大学(学部)に落ちたわけではなく、早稲田大や慶應義塾大、または医学部を目指している人たちでした。
現役で合格した大学があったものの、さらなる高みを目指して自分の意志で浪人している人たちが近くにいたのです。
そんな人たちと模試の結果を比較されるストレスから、当初は「口内炎(mouth ulcer)」がたくさんできてしまいました。
3か月はコツコツと
しかし、そんな浪人生活も3か月ほどたつと、勉強の成果が少しずつ表れてきました。
筋トレもダイエットも3か月ほど地道に続けると、成果を実感できるといわれますが、ボクの経験上、勉強にも同じことがいえます。
Skypeでの英会話も3か月くらい続けた頃から、上達を体感したのです。
小さな成功体験を味わう
いまボクは筋トレをしていますが、筋トレも最初の1~2か月は、なかなか見た目が変わりませんでした。
そこは「やめてしまおうかな(Should I give up on this?)」という自分の気持ちとの戦いです。
でも、3か月たつ頃になると、なんとなく体つきが変わってきたことを体感できるのです。
“英語の壁”を乗り越える
そこまでたどり着ければシメたもの。自分の変化を感じることができると、筋トレも英会話も続けることが楽しくなってくるからです。
be動詞すらわからなかったボクですが、午前中の英単語の暗記と午後の英文法のやり直しを3か月続けて、基礎が蓄積されたことによって、“英語の基礎体力(basic physical strength of English)”みたいなものがついた感じです。
そこから受験勉強も、英会話の力も成果が得られるようになり、ボクは“英語の壁”を超えることができるようになっていったのです。
※本稿は、『バカでも英語がペラペラ! 超★勉強法 「偏差値38」からの英会話上達メソッド』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。