10年前の米国株はどうだった?

 では、次に10年さかのぼって、2000年代の資産ごとのリターンを見てみます。最下位になっている年もあり、相対的にリターンは低かったことがわかります。この時期には、不動産や金などのパフォーマンスがよい年が続きました。

2000年代の米国株

 20年あまりのデータを見てわかることは、毎年のように、資産ごとのリターンの順位は大きく入れ替わっているということです。米国株に限らず、他の資産であっても、一つの資産に集中して投資して、高いリターンを得られ続けるかどうかはわかりません。

「最近好調だから」という理由で選んで一つの資産に集中すると、実は高いリスクを負っている可能性もあります。