孫正義氏率いるソフトバンクグループは、人工知能(AI)ブームで荒稼ぎする英半導体設計大手アームの株式の90%を保有するおかげで、AI分野で絶好の位置に陣取っている。その幸運を利益に変えるのは、意外なほど難題かもしれない。だが過去を序章と捉えれば、ソフトバンクはその手だてを見つけるだろう。つまりソフトバンク株は上値を追う可能性があるということだ。少なくともAIをめぐる熱狂が静まるまでは。