リターンがゼロから遠ざかるほど、一喜一憂しなくなる
リターンがゼロ付近から遠ざかり、プラス20%くらいになると、脳が受ける影響は変わってきます。
たとえば、プラス20%のリターンが1日で3%下がったとしても、それほどストレスを受けません。そればかりか、まったく気づかないことすらあります。
先ほども例に挙げたように、始めたばかりの、プラスとマイナスの付近をリターンが行ったり来たりしているときに、1日で3%も資産が減ったら大きなショックを受けます。しかし、長期投資の効果が表れてきて、リターンがゼロから離れていくと、私たち人間の脳はストレスを受けにくくなるものです。
しかし、この話を聞いて納得しない方もいるかもしれません。「資産が20%も増えれば、少しくらい減っても一喜一憂しないのは当然ではないか」という反論がありそうです。