メンテナンスが優れている
メーカーの特徴は「タイル」

 メンテナンスに関して、屋根や外壁、そしてシロアリ対策には多くの費用がかかる。バランス重視のメーカーでメンテナンスが優れているのは、クレバリーホームとウィザースホームだ。

 一般的に、日本の住宅では「窯業系サイディング材」がよく使われる。しかし、より耐久性が高く、汚れが付きにくいのは「タイル」だ。このタイルを得意としているのが、クレバリーホームとウィザースホームの2社だけだ。屋根も瓦にすれば、将来のメンテナンス費用を最小限に抑えられる。

 また、凹凸のあるデザインで高級感を演出したい場合にも適している。これらの2社は自社オリジナルのタイルを提供しており、通常よりも安価で仕入れられ、施工実績も多いため、しっかりと貼り付けられ、剥がれにくくなっている。

 デザイン性においては、アイ工務店が注目されている。ハイブランド系出身者が多く、クールでかっこいい、シンプルモダンな内装が多い印象だ。

 アキュラホームも最近、高級路線に軸足を置き、大空間や大開口を生かしたぜいたくな空間づくりを目指している。他にも、例えば猫を飼っている社員が1つのチームを組み、定期的なミーティングを行う。顧客から「猫と一緒に暮らす家にしたい」という要望があれば、そのチームに連絡し、猫が快適に過ごせる設計を提案する。このように、あることに特化した達人チームが社内にあり、さまざまな要望に柔軟に対応できるのが同社の強みだ。

 アイフルホームは、価格が手頃でありながらも、間取りの自由度が高いのが特徴だ。最近では、規格住宅の「ロディナ」という商品も提供され、その使いやすさが人気を集めている。同社は「キッズデザイン」を重視し、子どもたちが安全で使いやすい環境を追求している。これはつまり、将来の老後でも使いやすいということを意味している。安心して利用できるデザインを求めるなら、アイフルホームの家を検討する価値がある。

 アエラホームのシリーズ「プレスト」「クラージュ」「クラージュGクラッセ」は、断熱性能が段階的に向上している。現在では、最もポピュラーな「プレスト」シリーズでも内外がダブル断熱になっており、かなり高い性能を誇っている。コストパフォーマンスを重視して断熱性能を向上させたい人には、おすすめのメーカーだ。

*詳細な解説は住宅四天王エース氏の動画を参照