悪気なく妻をブチギレさせる夫の特徴、ソースが切れた時に絶対NGな一言とは?写真はイメージです Photo:PIXTA

言葉や質問への返事ひとつで、人間関係はギクシャクするもの。夫婦であればなおさらで、家庭は天国にも地獄にもなります。「よくデキた夫」でも、妻を大切に思っていても、悪気はこれっぽっちもなくても、ふとした拍子に「妻のスイッチ」を押してしまいがちです。コラムニストとして活躍する石原壮一郎さんの著書『押してはいけない 妻のスイッチ』(青春出版社刊)から、一部抜粋・編集して、夫にとってわかりづらい、押してはいけない「妻のスイッチ」について紹介します。今回は【食卓・お金・買い物】です。

揚げ物を食べようとしたらソースが切れていた
「このあいだ、ソースもうないよって言わなかったっけ」

 夫としては、単に「このあいだ、そういう話題が出た」と振り返っているだけのつもりでも、妻は「なぜ買っておかないんだ」と糾弾されているようにしか聞こえません。しかも、せっかくの揚げ物をソースなしで食べる事態に直面しているわけで、残念な気持ちを隠し切れず、つい責める口調になりそうです。

 料理関係の家事は主に妻の役割だったとしても、自分だってソースがもうないことには気付いていたわけなので、妻を責めるのは筋違い。自分が買ってくればいいだけです。

 もし最初から責めるつもりでこう言ったとしたら、妻は怒りを激しく爆発させるでしょう。普段は妻が買うことが多いとしたら、後ろめたさをかき消す必要があるので、爆発の勢いはなおさら激しくなりそうです。

 ここは残念な気持ちを押し殺して、「あっ、そうだソースなかったんだよね。ま、いっか」と平静を装いましょう。さらに「このあいだ話してたのに、買っておかなくてごめんね」と謝れば、平和に揚げ物を味わうことができます。

夫が株を上げるひと言
「コンビニで買ってくるよ」と立ち上がる手も。ただし、右のような言葉なしで買いに出たら、妻は責められたと感じて険悪な雰囲気になため注意が必要。