「三半規管の弱い人にしかわからないことは?」で出てきた絶妙な回答は…。
いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「意中の相手を口説く言葉」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。(構成/種岡 健)
「できないこと」が強みになる
笑いにおいて「自虐」は武器になります。
笑いの原点は、「弱点をさらすことだ」と言われています。
「こんな自分を笑ってください」というように、自分を下に見てもらうことで、笑いは起こります。
弱みを見せるテクニックを身につけましょう
センシティブな弱みに注意
体の弱い部分でも、共感を生み出します。
〈お題〉
「三半規管の弱い人にしかわからないことは?」選手権
〈回答〉
車で吐いたことを思い出してしまい、
車の中のにおいを嗅いだだけで酔いはじめる
このように、そのタイプの人にしかわからないような体験は、同じタイプの人の共感を集めます。
そういうものを素材として思い出せれば、ぜひ公開してみましょう。
たくさんの共感を呼ぶはずです。
お題を出すことで「雑談」に強くなる
これから親睦を深めたい人と軽い雑談をするのであれば、「共感を引き出すお題」を出し合うのがおすすめです。
お題を出すということは、「質問をする」ということです。
無理難題を出されれば人は困りますが、「答えやすい質問」を出されて困る人はいません。
だったら、どんどん日常生活でお題を出してみればいいと思います。
(本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。)
日本一の大喜利アカウント
X(旧Twitter)は、2024年1月現在で190万フォロワーを突破。元々、「2ちゃんねる」が大好きで、「匿名で面白い回答をする人がたくさんいる!」ということに衝撃を受け、Xでお題を出し続ける。これまで8年間365日、毎日欠かさず大喜利のお題を出題。累計で2万以上のお題を出し、数百万以上の回答を見てきた。昼は僧侶として働く、正真正銘の「お坊さん」でもある。また、都内に「虚無僧バー」「スジャータ」というBARを2軒経営しており、誰でも1日店長ができる店として、さまざまな有名人やインフルエンサーなどに店長を任せている。BARの名前の由来も仏教からとられている。『大喜利の考え方』(ダイヤモンド社)が初の著書。