夢の中の「心を癒す不思議な光景」
ちょっとしたことで悩みを抱えやすいある男性も、「意味がない悩みは存在しない」というフレーズを眠る前に唱えてみた。
眠りについたとき、夢の中では、クヨクヨと思い悩んで、下を向いて涙を流している自分が見える。
気持ちが下向きになっているとき、空は灰色の雲で覆われているが、その雲から雨が地上に降り注ぎ大地を潤していく。
すると、だんだんと気持ちが上向きになってきて、雲の切れ間からは太陽の光が差し込み、海や川の水は温められて上空で雨雲となっていく。
灰色の雲の下にいる自分と、光に照らされている自分。雨雲が雨を降らせて地上をどんどん豊かにし、太陽の光によって再び海や川の水が蒸発していき、雲になる。
そんな風景を目の当たりにして、夢の中で「なんてきれいなんだ!」と思わず叫んでしまった。
そんな夢を見て朝起きると、男性はすっきり心が軽くなっていたのだった。
思い悩んだぶんだけ心が豊かになっていく
「自分だけどうしてこんなささいなことで悩むんだろう」と思うことがある。
しかし、悩みや苦しみは、光によって照らされることで蒸発していき、前向きに行動できるようになる。
蒸発した悩みや苦しみは雲になって地上に雨を降らせ、乾いた地面を潤していく。
そして、心はどんどん豊かになり、他人の心の痛みや苦しみを感じられるようになるのだ。
心が乾いていたら他人の心の痛みを感じることはできないが、心が潤ったら、共に痛みを感じることができ、ますます心が豊かになっていく。
そんなイメージをすると、「意味がない悩みは存在しない」と唱えるのが楽しみになっていく。
考えすぎが止まらない人は、不安な気持ちが出てきたときにぜひ一度このフレーズを唱えてみてほしい。
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