米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーは、アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ペルツ氏率いるヘッジファンド、トライアン・パートナーズと委任状争奪戦を繰り広げる中、現時点の開票結果で半数以上の株主票を獲得している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ディズニーの第2位の株主である米資産運用大手ブラックロックは、ディズニーへの支持を表明した有力株主だ。ファクトセットによると、同社はディズニー株4.2%に当たる約7800万株(約95億ドル相当)を保有している。ディズニーは目下、大胆な事業再建に取り組んでいる。こうした中、ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)にとって、ブラックロックの支持を取り付けたことの意味は大きい。アイガー氏は、取締役2議席を狙うトライアンの攻勢をかわしたい考えだ。