リモートワークという名の熱気球をしぼませるときが来た。われわれはほとんどレミング(集団行動で知られるネズミ目の動物)のように、オフィスで週5日仕事をするという考え方から、週に2~3日、場合によっては5日の在宅勤務が完全に容認できるという幻想へと、急速に傾いてきた。筆者の認識では、共用の場所に常時出社する必要がない特定のタイプの仕事がある。これにはプログラマー、ライター、データ入力要員など多くの仕事が含まれる。1人だけのリモート環境で就業することがその人に大きな弊害をもたらすと思われるタイプの従業員は、教育や非営利、政府、および経済の各分野の組織で他の従業員を指導・管理する役割を目指す人々だ。この技術は主として、他の人々の管理や指導の手法や、やってはいけない行動を見ることで学ぶものだ。
【寄稿】リモートワーク、指導者育成に弊害
良い手本を直接見ずして人材管理術は身に付かない
有料会員限定
あなたにおすすめ