中国共産党が公務員に対し、今後は財布のひもを締めることに慣れるよう通達すると、現場の対応は迅速だった。少なくとも21の省レベルの地方政府が今年、公用車の予算を削減した。貴州省省長は行政の運営費を15%削減する方針を表明。湖南省の職員は、費用効率の高い運営を徹底して「赤い主婦」(勤勉と倹約で家庭と国を支えようというかつてのスローガン)になろうと他の職員に呼びかけた。倹約はわずかな金額からでもできる。南部の雲南省の統計局は、夏は空調を摂氏26度未満に設定しないよう職員に指示した。内モンゴル自治区の当局は、政府機関は机や椅子、パソコンなどを修理して再利用し、備品購入を極力減らすべきだと述べた。南西部の宜賓市は、定例の書類は低品質の紙で印刷するよう職員に求めた。