スペイン語、トルコ語、インドネシア語……日本人の青年が突然、自分の母国語を流ちょうに話し出し、ネイティブが驚きの表情を浮かべる――。こうした動画が、YouTubeで百万回以上再生され、大人気となっている。
YouTuberのKazu Languagesさんは日本で生まれ育ちながら、たった5年で12カ国語を習得してきた。そんな外国語学習の達人が、学びのコツを解説する。
アラビア語などの最難関言語も学んできたKazu Languagesさんだが、「学習に挫折したことはない」という。今回は、挫折せずに学び続ける秘訣を聞いた。(聞き手/ダイヤモンド・ライフ編集部 笠原里穂)
外国語学習で「Google画像検索」がおすすめなワケ
――たくさんの言語を学んでこられた中で、外国語学習の“つまずきやすいポイント”はどんなところだと感じましたか?
日本人が外国語を学ぶときにやりがちなのが、外国語を一語ずつ日本語に変換してしまうことです。これは、あまりよくない習慣だなと思います。
1語ずつ翻訳していると、知らない単語が出てきたときに頭が真っ白になって、普段聞き取れる単語も聞き逃してしまったりします。また、外国語を日本語に変換してから認識するので、ステップが一つ増える。
すると、ネイティブと話すときにタイムラグができてしまいます。これだと、スムーズに会話するのが難しいですよね。
――どうやったら、その壁を乗り越えられるのでしょうか?