【楽天のプロ講師が教える“1年半無収入”からの大逆転ノウハウ初公開!】ネットショップを運営した経験はゼロ。なのに、なぜ急にネット通販をするようになったのか? 1日の終わりにワインを飲むのが好きで、その「好き」が高じて、無謀にも仕事をやめて、新たに「ワインを仕事にする!」と決めた。限りある人生、どうせなら「好きなことを仕事にしたい」というだけの理由だった。それが開業して3年後には年商3400万円、5年後には年商6500万円、いまは年商7億円超にまで成長! 開業資金ゼロ・在庫ナシでもOK、さらには週1回(もしくは月1回)パソコンを開くだけでも稼げる方法がある。限りなくゼロに近いリスクで、自分の「好き」を仕事にするノウハウを初公開&全公開した話題の書『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。
「入口商品」と「利益商品」
を明確にする
「入口商品」とともに、必ずそろえたいのが「利益商品」です。
「利益商品」とは、販売数量としてはそうはたくさん出なくても、適正な利益を確保できる商品のことです。
商品や業界によって利益率は異なりますが、私が考える「適正な利益」とは、商品が定価で売れたときに得られる利益のことです。
「入り口商品」と「利益商品」
のリアルなデータを公開
私のショップの売り上げデータをみると、「売上高トップ10」(販売額ベース)のほとんどが入口商品で、ランキングが下位になるほど、利益商品が増えるのが特徴です。
「売上高トップ30」までの入口商品と利益商品の割合は、次の通りです。
▶トップ20まで 入口商品9:利益商品11
▶トップ30まで 入口商品13:利益商品17
「入り口商品」と「利益商品」
の理想的な売れる比率
入口(型番)商品の売れ筋は、他店でも扱っており競合も多いため、廉価にせざるを得ないので、そのぶん利益率は少なくなります。
ただし、入口商品は集客力があるので、似たようなタイプの利益商品を提案するなどして、全体としてきちんと利益を確保していくことが大事です。
入口商品と利益商品のバランスは、「入口商品を2つ売ったら、利益商品を1つ売る」。これが今のところ理想のバランスといえそうです。
商品ごとに
販売目的を明確に
いずれにしても、入口商品と利益商品は、役割を明確にしてそろえる必要があります。
入口商品は、ショップの存在を知ってもらうことが、いちばんの目的。つまり、来店してもらい、なおかつ商品を購入してもらうためのツールです。
ほかのショップよりも販売価格を安くして買いやすくするため、利幅は薄くなりますが、赤字にならないようにして、数量で稼ぐものと考えればいいでしょう。
「入り口商品」と「利益商品」
のサイト上の演出法
入口商品は、サイト上では“手軽さ・買いやすさ”を打ち出していくといいです。
一方、利益商品は、ショップがしっかりと利益を確保するためのもの。オリジナル商品やセット商品、数量限定商品などで、ショップの個性を出すことも狙います。
ただし、入口商品とは異なり、置いておくだけで、自然と売れていくものではありません。
一般的に認知度が高めの入口商品とは異なり、よく知られていない商品が多いので、自分で商品のよさをアピールしていく必要があります。
「利益商品」を
最初に見える目立つ場所に
入口商品や人気のある商品のページに「類似商品」として利益商品を表示したり、トップページのファーストビュー(最初に見える目立つ場所)に商品を表示させたりするのも有効です。
私のショップでは、新規のお客さんは、検索してヒットしたそれぞれの商品に直接アクセスする傾向が強いです。
しかし、リピーターになればなるほど、ショップのトップページから入ってくれるようになるので、トップページのファーストビューの位置に「利益商品」を紹介するスライドバナー(縦か横にスライドして商品を順に紹介するバナー)を設置しています。
※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。