環境が劣化する=需要が減りやすい

 環境の劣化はエリアの利便性と、社会の変化から考えることができます。エリアの利便性はわかりやすくすると人口の変化で、人口の減少が速いエリアというのは注意が必要です。実は東京でもそういった地域があるので、「東京だから大丈夫」と決めつけるのはやめましょう。

 また、専有面積が広すぎる、駅から遠い物件も核家族・少子化による世帯人数の変化・共働き世代の増加は不可逆なので、今後の需要は減りやすいでしょう。統計的には、駅徒歩10分以内はリセールバリューがプラスに働いていると言われます。

モノが劣化する=経年劣化の可能性が高い

「中古マンションは管理を買え」と言いますが、管理状況がよくないということは、将来劣化しやすいということです。修繕計画がない、自主管理物件である場合などは要注意です。また管理費・修繕費の未納率が高いといった特徴も、管理状況がよくない証です。