米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)による中国への突然の訪問は大きな成果を上げた。  中国政府がテスラの運転支援システム「フルセルフドライビング(FSD)」の導入計画を暫定的に承認したことを受け、マスク氏の訪中翌日の29日に同社の株価は1日の上げとしては3年以上ぶりの大きさを記録した。ただ、物事がこれから順調に進むかといえば、必ずしもそうとは限らない。  テスラは地図とナビゲーション機能に関して中国の検索エンジン大手の百度(バイドゥ)と提携する。