米国人の新インフレ対策、ビーフよりチキンタイソン・フーズは年間でチキンナゲット約200億個とチキンウイング約55億個を販売している
PHOTO: KATE MEDLEY FOR THE WALL STREET JOURNAL

 鶏肉が米国人の夕食の主役として戻ってきた。

 牛肉価格の上昇に苦しめられている消費者は、ファストフードチェーンでチキンウイング(鶏手羽肉)を以前より多く注文し、食料品店で鶏肉の購入を増やしている。タイソン・フーズやピルグリムズ・プライドのような食肉加工大手は、自社製品への需要増加と家畜飼料のコスト低下に伴い、鶏肉製品の利益を拡大させている。