JR東日本グループが、カスタマーハラスメントに対して毅然とした対応を行うとする方針を発表した。「サステナビリティー経営」が重視される昨今、企業としてこの姿勢を示したことは称賛に値する。企業の業績には関係ないことに見えるかもしれないが、この判断は経営学上も正しいといえるのだ。(やさしいビジネススクール学長 中川功一)
JR東日本「カスハラ」方針表明にあっぱれ
JR東日本、大英断である。
JR東日本グループは、カスタマーハラスメントに対する方針を発表。今後、従業員の人権を侵害したり、暴力被害を受けたりするような事案に対しては、客としての対応を止め、警察・弁護士への連絡も辞さないという毅然たる対応をすることとした。
これこそが、「人的資本経営」であり、社会との調和のもとに企業の永続的繁栄をもたらす「サステナビリティー経営」である。