米小売りチェーン大手ウォルマートは、数百人規模の社員を削減し、大半のリモートワーク従業員に対してはオフィス勤務に戻るよう指示している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。また、関係者1人によると、同社はテキサス州ダラスとジョージア州アトランタ、カナダのトロントの小規模オフィスで働く従業員に対し、アーカンソー州ベントンビルの本社やニュージャージー州、カリフォルニア州北部などの中心的な拠点に異動するよう求めている。従業員が大半の時間をオフィスで過ごす場合に限り、部分的なリモート勤務は引き続き容認するという。ウォルマートの国内従業員数は160万人と米国最大で、その大半は店舗や倉庫で働いている。全米各地で勤務する社員数は数万人に上る。