目標を達成した自分を
具体的にイメージせよ

 目標に向かって主体的に行動できる人は、全体の5%しかいません。彼らとそうでない人との差は何かといえば、できると信じ続けていること、そしてワクワクしているかどうかです。

 ワクワクは、目標を達成している様子をイメージすることで意図的に作り出すことができます。

 宇宙関係の仕事につきたいという希望を持つ生徒の話ですが、彼には何度も言葉で自分の夢を語ってもらいました。また目標を達成している様子をわかりやすくイメージしやすくするために、宇宙服姿の宇宙飛行士の写真に、自分の顔写真を貼り付けてもらいました。

「その写真を見てどう思った?」と聞くと「ワクワクする」という答えが返ってきました。言葉だけではなくて、絵でイメージすると、さらに目標を達成したいというワクワク度が増します。

 ちなみに、絵はイメージなので右脳に響きます。言葉は左脳に響きます。右脳と左脳は脳梁という神経連絡橋でつながっていますから、何度も夢が実現した状況を語ることで、成功のイメージが浮かぶようになります。

 目標を達成している様子をイメージしたら、そのイメージを持ち続けることも大事です。イメージを実現しようとする強い願望が生まれて、それは新たな行動力になります。

 イメージする→イメージを維持し続ける→やる気が生まれる。

 5%の人は自然とこの流れが身についているのです。夢目標をイメージする際には、以下の3点をしっかりと意識して行いましょう。

その1 すでに夢を達成した状態をイメージする
その2 細部までリアルにイメージする
その3 イメージに自分の感情を加える

 その1。最初に、「日本一」という目標を立てた塾高の生徒には、「日本一になった状況」をイメージしてもらいました。「こうなったらいいな」ではなく、「こうなった」と、完全に夢を達成した状態を想像してもらいます。